子どもの未来が危ない!金融教育の実情
はじめに
1:日本人は金融リテラシーが低い!
諸外国では小学校から金融教育が必須化されているなど、お金の教育が根付いています。
それに対し日本においては、子どものころに金融教育を受ける機会が少ないのが現状です。
「お金=不浄のもの」「子どもの前ではお金の話はしない」といった道徳心は一般的な時代もあり、金融教育は遅れてきました。
「金融リテラシー調査2022年」によると学校などで金融教育を受けた人の割合は、日本が7%。対して米国は20%と日本の約3倍でした。
米国の調査における金融知識を問う共通の問題の正答率も米国で50%となっており、日本の47%より高い状況です。
米国以外と比較した調査をみると、日本の金融知識問題の正答率は諸外国と比べて低いことがわかります。
たとえば、英国・ドイツ・フランスとの比較では英国60%、ドイツ68%、フランス67%。対して日本の正答率は59%と最も低い状態です。
今の日本では、学校や家庭で「金融教育」を行うケースがほとんどありません。
2022年から高校の授業で「投資信託」に関する授業が開始されました。
それでも「学校教育においてもっと積極的にお金に関する教育に取り組んでほしい」と感じている一般の人々は57.8%にまでのぼっています。
(「日本銀行の広報活動と金融教育分野での取り組み」より)
実際、私たちも大人になってから「子どものころにこんなこと教えてくれたらよかったのに」と思う機会はよくあります。
英国では金融教育がすべての学年で行われていることが大きな特徴です。
「お金とは何か?生み出す手段は何か?使う手段は何か?」といった基本的なことはもちろんお金の管理方法や予算計画の立て方に加え、リスクとリターンについても学びます。
例えばクレジットカードの仕組みから、使用するにあたってのメリットやデメリットについて小学校高学年で学ぶケースもあります。
小学校3~6年生では老後資金や住宅ローン、支出から得られる満足度などについての知識を到達目標に掲げています。
米国は週によって教育内容は様々ですが、ゲームを通じて個人のお金の計画や管理を学ぶ教材もあります。
小学校5年生にはさまざまな預金や信用能力について知識を到達目標に掲げるなど、より実生活に近い知識を身につけさせます。
日本では金融教育の時間が短いうえ、各種制度などについて簡単に学ぶ機会しかありません。
一方で、海外ではより実生活に近いものとして学んでいます。
この違いが日本人の金融リテラシーを低くしてしまっているのかもしれません。
2:どうして金融教育が必要なの?
生きていくスキルとして、お金に対する正しい知識や判断力が必要だからです。
お金とどう付き合っていくかは、私たちにとって一生のテーマでもあります。
2022年には高校でもお金に関する教育が必須化されました
成年年齢が引き下げ(成年年齢が20歳から18歳に引き下げ)られ、高校在学中の18歳でも親権者の同意なしで携帯を購入できます。
クレジットカードも作成でき、可能なことが増えました。
一方でこれまで認められてきた未成年者取消権(未成年が親権者の同意を得ずに契約した場合、契約を取り消せる権利)を行使できなくなるため、詐欺や悪徳商法などの被害の拡大が懸念されます
そのため高校における金融教育の充実を図ることで、18歳で成年を迎える子どもたちに十分な知識を習得させ、金融をめぐるトラブル防止を目指しています。
かつては資産形成といえば預貯金が一般的でした。
しかし今の低金利時代にお金を預けているだけではほとんど増えず、満足に資産をつくることができません。
雇用形態も時代に合わせて変化し、「定年まで勤めれば退職金を元手に悠々自適のセカンドライフを過ごせる!」といった保証はなくなりました。
これからは老後に向けて自らが積極的に資産形成を行わなければならない時代です。
資産形成には金融や経済に関する知識・判断力の養成が必要不可欠。
社会に出る前の高校生の段階から必要な金融教育を施しておけば、老後の資金作りを計画的に進めることが可能になります。3:子どもに金融教育!いつから?なにから?
子どもに金融教育が必要なのは理解できても、いつからどのように始めたらよいかわからない方も多いのではないでしょうか?
子どもへの金融教育はなるべく早い時期から始めてください。
幼い時期から始めれば、早い段階でお金について考える力を養えます。
子どものころから金融教育を通してさまざまな経験・体験をさせてあげることが大切です。
また子どもの頃の金銭感覚は大人になっても大きく影響します。
子どもへの金融教育に不安のある方は是非ライフテルにお任せください!
ラフテルでは、幼稚園児から小学生向けのキッズマネー教室を定期的に開催しています。
小さなお子様にもわかりやすくお金の歴史や大切さを勉強していきます。
メインイベントとしてお買い物ごっこも体験してもらいます。
限りあるお金で、「今本当に必要なものなのか?」「家に同じようなものはないか?」など考えながらお買い物をしてもらいます。
その中で
・お金の受け渡し
・買えるものと買えないものがあるということ
・お店の人と「ありがとう」という感謝の気持ちを交換することの大切さ
を学びます。
他にも、
・働くことの大変さ
・「お仕事体験」:働いたらもらえるお給料を体験
・「お小遣い会議」:お小遣いをもらうために頑張ることを子どもが決め親と「契約書」を結ぶ
など数多くの学びの場を提供しています。
子どもにお金の勉強をさせることは親自身の意識改革にもつながります。
ぜひ親子でご参加ください。
まとめ:ラフテルのキッズマネー教室で早くから金融教育をはじめよう!
・日本は金融教育の機会がずっと少なかった
・日本は金融教育で世界に大きく遅れをとってきた
・今は老後に向けて自ら資産形成をする必要がある時代
・資産形成には金融や経済に関する知識・判断力の養成が必要
・子どもの金銭感覚は大人になっても大きく影響する
・なるべく早くお金について学ぶことが大切
子どもの将来を守る為にも、金融教育を強くお勧めします!
でも何からはじめたらいいかわからない。
そんな方にはラフテルのキッズマネー教室にぜひお越しください。